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不活性化人材〜停滞から職場復帰へのチャレンジプログラム

不活性化人材のモチベーション向上研修

 

 

不活性化人材〜とても聞こえが悪いですよね。初めて聞いた時、どんな人たちの呼称なのかよくわかりませんでした。

数年前から「コミュニケーション能力向上研修」という名前の「不活性化職員のモチベーション向上研修」に取り組んでいます。

 

私たちが担当したある政府系の会社は、5年後に業務を終了して、解散する、と決まっています。さらに現在働く従業員のうち、30%ほどしか再雇用されない、とのことでした。多くのスタッフはいろいろな会社から出向している50代以上の人たちですが、将来にかなりの不安を抱えていました。もちろん、会社側はスタッフたちに働く意欲や目標を持って欲しいと願い、私たちに研修を頼んだのだと思いますが、解散はもう目の前に迫っているのです。なかには、みるみる働くモチベーションが下がってしまった人たちがいたようです。

彼らが「不活性化」してしまった原因、それは今後の仕事や生活が一方的に奪われる、という不安だと考えられました。「不活性化」にはひとりひとり、それぞれの原因があるのですね。

ある組織では、「モチベーション向上研修」に、半ば強制的に参加させられます。自分が積極的に参加したいのではなく「行け」と言われて参加しているのですから、研修は、もちろん盛り上がりません。

20名ひとクラスで、モチベーション向上研修をするのは至難の業です。なぜなら、このクラスに来る人は、ひとりひとりモチベーションが下がってしまった理由が異なるからです。それでも、弊社でよく使っているアクティブラーニングを用いた「自己理解〜自分を深掘りするワーク」を使うと、集合研修の「場」はちょっとだけ明るく活性化します。一部の人たちの表情は和やかになりました。ただ、それが研修後、どの程度、一人ひとりに影響を与えることができるのか、それはよくわかりませんでした。

 

不活性化人材とは

一般的には「会社に在籍しているが、意欲・行動・成長のいずれも停滞している社員」と言われているようです。

振り返れば、私も40代半ばから50代にかけて、どうも意欲に欠け、停滞してしまった時期がありました。もちろん、そのようになった原因があるのです。私は、あるアクシデントでつまづいて、自分がその職場で必要とされていない、と感じてしまったからです。

私にとっては辛い1年ほどの月日を「停滞」して過ごしました。(その後転職したのですが、、)

エリクソンの発達段階で言えば、40代から60代の成人期、自分が積み重ねてきたこれまでの経験を、部下や後輩に上手に継承できれば、あるいは自分以外の誰か・何かのために力を注ぎ、社会に貢献できれば、仕事は大変でも、充実した時間を送れるようです。ところが、この継承がうまくいかなければ、それこそ人生に警鐘が響き渡ります!

自分のことだけを考え、自分以外の人や事象には関心がなくなります。成長を感じられず、惰性で過ごす日々が続き、虚無感や孤独感、焦燥感が強まることもある、のです。 50代を過ぎれば、体調にも変化がでてきて、健康面でも不安が増えるでしょう。踏んだり蹴ったりの状況から、どんどん落ちていき、停滞してしまうのでしょう。

 

どうやったら、不活性化人材が活性化するか

 

すごく難しい問題です。いくつかの文献を見ると、その原因がいろいろ書かれています。

①対話の機会を作る One on One 等で状況を把握、傾聴する ②仕事のプロセス(過程)やチャレンジも評価するようにする ③配置転換して、興味ある分野でチャレンジしてもらう ④自立支援 キャリア研修、コーチングを通し自己理解を深める場を提供する ⑤風通しの良い職場作り ⑥メンター制度の導入等。

実際には、文献には現場での担当者にどのようにしたらよいか、という具体的な提案はあまりありません。その職場職場で状況が異なるので、それぞれ考えてね、ということでしょう。

ということは、①〜⑤その他は、一体誰がどのように実施するのでしょうか。担当者は頭を抱えるばかりです。

 

 

 

キャリア・ストラテジーの「停滞から職場復帰へのチャレンジプログラム」

誰にでも不活性化に陥ってしまった原因がある、キャリア・ストラテジーの「職業能力へのチャレンジプログラム」では、それは何か!をプログラムに参加した人たちとカウンセラーが、一緒に考えます。停滞からの職場復帰へのアプローチです。アクティブラーニングを用いた「自分を深掘りするワーク」「可能性発見ワーク」は、社内の研修とは異なる視点からのアプローチとなります。

3〜5名の研修に対して、担当者が3名以上つきます。1対1ではないけれど、適度な距離感で受講者に対応していきます。期間は間を空けて3日間(1回2時間)停滞から抜け出して、職場への復帰をはかります。

もちろん、一人一人の進捗状況は異なりますが、それでも静かに人に見せないようにあがいている人たちには、かなりの刺激になるはずです。

この研修は、弊社のコミュニケーション研修、ハラスメント防止研修、カウンセリングで十分経験を積んだカウンセラーが担当します。

 

 

「停滞からの職業能力チャレンジプログラム」についての詳細・ご質問等はHP「お問い合わせ」からどうぞ!詳しくご説明いたします。