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セクシャルハラスメント行為者対応プログラム

セクシャルハラスメント行為者対応行動変容プログラムご紹介

カウンセリングを活用した個人対応のセクシュアルハラスメント防止研修 

 

セクシュアルハラスメントは、今から17年前の2006年、男女雇用機会均等法改正により法制化されました。「職場における性的な言動に起因する問題への対応について、事業主に雇用管理上の措置義務」を課したのです。(第11条第1項)

 

セクシュアルハラスメントの基本事項を復習!

セクシュアルハラスメントとは何でしょうか?基本的な2つの型を確認してみましょう。

①セクハラには「職場において行われる性的な言動で女性労働者の対応によりその労働条件につき不利益を受ける」対価型セクハラと②「職場において行われる性的な言動で当該女性労働者の就業環境が害される」環境型セクハラがあります。

対価型セクハラは減少の傾向にありますが、環境型セクハラは様々な複雑なケースが増加、対応が難しくなっています。

環境型セクハラは①職場において ②相手の意に反した ③性的な言動・行動で ④就業環境が悪化したといえるか を検討するのが基本です。

 

 

企業においてセクシュアルハラスメント、パワーハラスメント等の事案が起こった場合、当事者、関係者には様々な影響が及びます。例えば、被害者は能力が十分発揮できないようになり、個人としての尊厳や人格が大きく傷つけられます。また企業にとっても、業務への支障、職場環境の悪化、ひいては人材流出、企業の社会的評価の低下などの問題を生じさせます。何の対策もせずに放っておくことは危険で、その防止対策は緊急を要する課題です。

 

 

 

 

 

「気の迷い?」「相手が自分に気があると思い込んだ勘違い?」職場でのセクハラ

 

実は、「気の迷い」や「勘違い」等、どんな理由であろうと、セクハラは決して許されるものではありません。セクハラ加害者はよく「当時のことはよく覚えていないんです」と言います。それは「時間がたってしまって、どうしても思い出せない」とか「お酒を飲んでいたので記憶が飛んでしまっている」等の理由からです。しかし、セクハラの被害者の多くはその記憶を鮮明に覚えています。その記憶は忘れようとしても忘れられるものではありません。

 

株式会社キャリア・ストラテジーのセクシャルハラスメント行為者対応行動変容プログラムでは、カウンセラーとの対話的なアプローチを通したカウンセリングで、まずは行為者の気持ちを徹底的に聴いていくことから始めます。否定することなく、行為者の心の声を受け止めていきます。

 

職場でセクハラの訴えがあった時、行為者にはすぐにそのセクハラ行為をやめてもらうことが大切です。自分自身にセクハラをしているという自覚がなくても、訴えがあった行動や意識を変えてもらう必要があります。その上で、行為者が訴えられたその行為を思い出してもらわなければなりません。時に、冤罪ということもあるからです。その場合、被害者がセクハラ告発をしているのに、加害者が「覚えていない」というのであれば、逆に厳しい処分が下されてしまいます。

 

 

その後、ケースに応じて、セクハラ行為で訴えられた時の記憶を引き出して、聴いていきます。これらのカウンセリングは決して加害者を裁くものではありません。カウンセラーが傾聴することにより、行為者の内省を深め、行為者が無意識に持つ認知の歪み等、自らの問題点に気づけるようなカウンセリングを行い、ハラスメントの知識も共有します。

キャリアコンサルティング手法によるキャリア形成支援、行為者にマッチングしたロールプレイによるコミュニケーション演習、職場への復職支援等を行います。また、行為者が精神障害者であることが疑われる場合は、適切な治療を受けるよう助言をします。

 

           

 

キャリアストラテジー のセクシュアルハラスメント行為者対応行動変容プログラム

①職場でのセクシャルハラスメント等に問題のある社員、管理職に対し、セクシュアルハラスメントは決して許されない行為、あるいは犯罪であることを正しく認識してもらい、今後、ハラスメント行為を一切行わないようカウンセリングを用いたプログラムを実施する

②研修により自身の言動の問題性を理解し、自らの行為を変革していく。

③円滑なコミュニケーションに必要な知識、実践的スキルを獲得するための支援を行う。

 

 

対象:社員・管理職

期間:1回2時間×5回スケジュール等は業務等の関係で調整が可能 

場所:株式会社キャリア・ストラテジー相談室(JR山手線高輪ゲートウエイ駅徒歩5分)

内容:個人の状況に合わせたカウンセリング中心のプログラムを実施

               その他:必要であれば、精神科医、弁護士等のセクシュアルハラスメントの

                   事例に詳しい専門家にリファーできます。

 

担当者:国家資格キャリアコンサルタント(働き方の支援)の資格を持つ臨床心理士、公認心理士、産業カウンセラー、精神保健福祉士、セクシュアルハラスメントのカウンセリング経験者(課長・部長級等のカウンセリングを担当できる経験値があること)

 

 

    

行動変容プログラムの一例(ご希望により行為者に適したプログラムをご相談の上、提供いたします)

回数 内容 時間 備考
個人の思いを聴く1 120分 カウンセラー1名

個人の思いを聴き改めてセクハラ案件について振り返る

120分 カウンセラー1名
カウンセリングの中で、セクハラとは何か、個々のケースに合わせて確認をする 120分 カウンセラー1名
ロールプレイ(ケーススタディ) 120分 カウンセラー2名

まとめのカウンセリングPIN話法の習得

120分 カウンセラー1名
フォローアップ 120分 カウンセラー1名

 

企業様のご要望により、プログラムを作成いたします。またスケジュール感、費用についてもご相談ください。お問い合わせフォームからご連絡いただければ幸いです。

担当:吉本惠子・松本利勝