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(連載)ハラスメントになりにくい表現(言い方)を覚えよう!

ハラスメントになりにくい表現(言い方)を考えてみよう!

 

ハラスメントとは「色々な場面での嫌がらせ・いじめで、(時として死に至るまでの)危険行為」です。

さて、私たちが「嫌がらせ・いじめ」を考える場合「言葉や表現」が、多々問題となります。ハラスメントになりやすい言葉や表現を、どのように「人に受け入れてもらえる」表現に変えればよいのでしょうか?

 

今日から始まる連載は「言葉の使い方・表現の仕方・言い換え」についてのメモです!まずは課題を考えてみましょう!

 

課題5:「(あなたのやり方を)そんなやり方でいいのか、と言っている人がいます」

よ〜く読んでみると「別の人」の力を借りて、自分の意見を言っています。「みんなそう言っていますよ」とか「一般的にはこうだと思うんですけど」など、「みんな」や「一般的」を隠れ蓑にして、自分の意見を主張しています。

「先生の教え方だとわかりにくい、と言っている人がいます」と先日、私の学生さんに言われましたが、ああ、これは「自分自身がそう思っているのだなあ」とすぐにわかりました。「違和感があるなあ、ふくみがあるなあ、ちょっと」と思って聞いていましたが、、、。

そんなふうに言われたことはありませんか?

 

解決のヒント:「私は〇〇だって思います」「私の意見は〇〇です」とストレートに言う

 

ストレートに単純に「私は〇〇だって思います」「私の意見は〇〇なんですが、、、」と言った方が、相手には伝わりやすいし「含みがある」なんて感じさせないと思います。

ただ、自分の主張があまり上手ではない人がいたら、ちょっと心遣いをして「△△さんは、どう思われますか」とか「△△さんだったら、どのように解決しますか」など質問をしてみるのもいいと思います。

 

 

 

 

 

課題4:「そんなやり方でいいのかなあ、、、」

一見、相手に問いかけのように投げかけています。完全否定ではないから悪くないでしょ、とおっしゃる方もいるかもしれませんが、これは明らかに「それ、違うんじゃない!」と、ダメ出しをしています。

優しく曖昧に、完全否定ではなくても、聞いている方は大人ですから、話者の真意を読み取ります。

「正しいか違うか」「いいか悪いか」「白か黒か」「0%か100%か」二者択一の考え方はいい時もありますが、良し悪しの判定の基準は話者の「主観」になることも多いので、注意が必要です。

 

 

 

 

解決のヒント:いっそ思い切って「どうしてそのやり方にしたの」と質問してみる

「判定」の前に、相手にそのやり方の意図や手順を話してもらう、のはいかがでしょうか? 相手には相手の思うところがあり、それを実行したのです。

また、相手のやり方に興味を持って、質問することは、相手との信頼関係を築くきっかけとなります。たとえ、そのやり方を否定したとしても、十分に自分の意見を聞いてもらったという満足感があれば、人間関係に亀裂が入ることは、そう多くはないでしょう。

 

 

 

 

 

 

課題3:やればできるじゃないの!

ほめ言葉のような、ネガティブなお叱りのような、ちょっと曖昧な「やればできるじゃない!」相手の受け取り方によっては「いつもはできていないってことか」とがっかりしてしまう人もいるでしょう。また、相手との信頼関係ができていなければ、パワハラとも受け取られる恐れもあります。

 

 

 

 

解決のヒント:ほめるならストレートにほめる

相手の成果をほめるときは、ストレートにほめましょう。

「すごいね、よくやったよ!」

「ありがとう、がんばったね」

「助かったよ、ありがとう」

単純なほめことばは相手を励まし、力づけます。(相手に対する)要望やアドバイス、経験からのうんちく等、付け加えたいことはたくさんあるかもしれませんが、ここはグッと我慢して、ストレートに単純にほめてみてください。

 

 

 

課題2:あなたの間違いはここです!

「あなたのやり方は(ここが)間違っている。やり直してください」「ここ、おかしいでしょう?!」

こんな場面に遭遇したことは誰でもあるはずです。

「うっ!私は頭ごなしに否定されている、でも、よく考えれば、相手の指摘は正しい、、だけどやっぱりちょっと傷ついてしまう、、一方的な言い方だし」

「正論」を(必要以上に)言うことで、相手を追い詰めたり、不安にさせることは、ロジカルハラスメント「ロジハラ」に相当する場合があります。

とは言うものの、論理的に考え、仕事を進めることはとても重要ですから、ロジハラはビジネスパーソンにとっては、とてもやっかいなハラスメントということになるかもしれません。

指摘をした方は「論理的に事実と結果を述べただけで、悪気はない」とか、「ビジネスでは当然のことでしょう」と思っていて、ハラスメントだとは思っていないかもしれません。いったいどこまでが「論理的、正論」でどこからが「ハラスメント」になるのか、むずかしいなあ、と率直に思います。

一つ言えるのは、前述の「正論」を(必要以上に)言う、この「必要以上」がポイントになるのでは、と考えています。

 

 

解決のヒント:相手の意見を聞いてみる

相手に嫌な思いをさせずに、心地よくこちらの指摘を受け入れてもらうことが大切です。そのためのヒントとして「相手の意見を聞いてから、指摘をしてみる」のはどうでしょうか。

①なるほど、ここのポイントがちょっと気になっているんだけど。もう少し説明してくれる?

②ここのところ、私はこう考えているんだけど、、どう思う?」

③ここまではいいよね。ここはどうしたかったのかな?

 

他にもアイデアやヒントはあると思いますが、①〜③までは、ちょっと時間がかかります。相手との対話が必要になるからです。ただ時間がかかっても、ここが間違っている、という直接的な指摘に比べて、相手との関係性が保て「ロジハラでしょう!それ!」と言われることは防げるのではないかと思います。

ハラスメントは「コミュニケーション」の取り方がとても大切。一つのアイデアですが、試みていただければ幸いです。

 

 

 

 

課題1:なぜ? どうして?

「あなたはなぜ、このようにしたのか」「あなたはどうして失敗したのか」部下が失敗をした時、つい口にしてしまいそうな「なぜ・どうして」という言葉、、、人によっては「最初から私は責められている」「何度も同じことを繰り返し説明させ、嫌がらせをしている」ととってしまうこともあるでしょう。

もともと「なぜ・どうしては」理由や原因を尋ねたり、究明したりする言葉ですから、部下に説明を求める時には、言い方にもよりますが若干問い詰めた感じになってしまう場合もあります。

 

課長:あれ、A社の納品の件、どうなった?  

社員:あ、少し遅れています。今、配送担当が調整をしているところです。

課長:えっ、なんで遅れたんだ?

社員:それは、、、急いでやったんですけれど。

課長:だから、どうして遅れたか、聞いているんだよ。原因は何なんだ

 

さてさて、、「なぜ・どうして」を立て続けに使うと、最後は尋問のようになってしまいます。問われた方は「原因は何だ」と言われても、緊張して一言ではすぐに説明できない恐れがあります。

 

 

解決のヒント:具体的な経緯(アクシデントのプロセス)を聞くようにする

そこで「なぜ・どうして」と言いたくなったら、こう言い換えてみてはどうでしょうか?

「なにかあったの?」「何があったんですか」etc.

これは具体的な経緯や事実の流れを聞く問いです。ですから、下記のようにさらに具体的に

「どんな経緯で遅れたの?」「事実を説明してみて」と聞いてみるのも良いかもしれません。

少なくとも、時系列で、あらためて原因を振り返る時間が与えられるのではないでしょうか。原因を聞かれた方は、すでにめちゃくちゃ緊張して固くなっています。尋問のように直接的に原因を尋ねる「なぜ・どうして」よりも、聞かれた方が、事実を整理して提示することができるのでは、と想像できます。

 

さて、今日は「なぜ・どうして」の言い換えについて考えてみました!いかがでしたか?

ハラスメント防止に一番大切なのは、日頃の働く仲間とのコミュニケーションです。コミュニケーションの良い職場には、ハラスメントが生まれにくいと言われています。一緒に働く人たちには、まずはあいさつ、そして次に声かけとコミュニケーションがスムーズに流れるよう、工夫を重ねてみましょう。ハラスメントを未然に防止する環境作りがとても大切だと思います。

 

 

 

 

株式会社キャリア・ストラテジー

 

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