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TBS「報道特集」〜自衛隊 ハラスメントと戦う

2022年11月19日 TBS「報道特集」〜自衛隊ハラスメントと戦う

2021年の秋より、陸上幕僚監部(陸上自衛隊の中枢)で将官、1佐等の幹部自衛官向けの「ハラスメント防止研修」を弊社の代表吉本惠子が担当しています。

ここで教育を受ける自衛官は陸上自衛隊のトップ階層に属する僅かな人たちです。1年に1回、3時間、2年目までの2回、参加が義務になっています。ここで所属する人たちは、2年ほど勤務をすると異動で各地の駐屯地に行き、おおよその方が駐屯地のトップになります。

今年9月、陸上自衛隊元女性隊員に向けた「セクハラ事件」が大きな反響を呼びました。被害者がSNSを通して「自衛隊と行為者に対して謝罪を要求する」コメントを発表したのです。

11月19日この事件はTBSの報道特集で取り上げられました。自衛隊のハラスメントの現場を伝える、痛ましい内容でしたが、ハラスメントの被害者の証言が多い反面、自衛隊側の取り組みについての報告はありませんでした。

実は、微々たる歩みとはいえ、陸上幕僚監部で行われているハラスメント防止研修では、アンケートにより参加者の意識が変化してきていることがわかります。

1回目の研修後のアンケートでは「ハラスメントはそこまで顕在化していはいない」「対策を諸方面に相談しながら考えていきたい」など、消極的な感じを拭えませんでした。

しかし1年後のアンケートは少々変わってきます。「自分たちの代でハラスメントは終わらせなくてはならない」「風通しの良い職場を作るため、何から改革を始めたら良いか考えている」「2回目のセミナーに参加して、自分が1年前とは違ってハラスメント防止に積極的になっているのがわかる」等です。

やはり、セミナーを通して「ハラスメントは危険行為、絶対に許さない」ということを啓蒙していく必要があると思います。

実は昨年から、見えにくい状況ではありますが、自衛隊は取り組みを始めていたのです。ただ陸上自衛隊14万人の大所帯、セミナーを各地で開いたとしても、劇的にハラスメントがなくなるわけではありません。微々たる変化の積み重ね、時間が必要かなあ、と感じます。

 

吉本講師

    株式会社キャリア・ストラテジー代表 吉本惠子 キャリアコンサルタント