アクティブラーニングを用いたキャリアストラテジーの研修
効果的な研修をするために

研修(学習)の定着率を考える
右図はアメリカナショナルトレーニングセンターのラーニングピラミッドです。
①三角形の頂点は研修等を「講義」だけで実施したときの「学習定着率」です。講義中心の研修では、およそ5%の定着率しかない、ということになります。つまり、相当な訓練を積んだ話し手、人を惹きつけ、誰にでもわかりやすく内容を伝えられる講師が必要となります。
また、聞き手の集中力は大人でもおよそ20分ほど、60分から90分集中して話を聞くのは至難の業です。
②ここに「読書」あるいは「リーディング」という項目をプラスすると学習定着率は10%になります。「〇〇さん、18ページの5行目を読んで」なんて講師に指名されたら、どきっ!としますよね。指名された近くに座っている人も、ハッとして集中します。緊張感が漂い、学習定着率が高くなるのでしょうか?
③ビデオを流す等の「視聴覚」を加えると聴き手の学習定着率は20%に上がります。講義の部分はさっぱり覚えていないけれど、動画の部分は鮮明に覚えている、ということもよくありますよね。さらに④研修で実演(デモンストレーション)を加えると学習定着率は30%になります。目の前で実演されたら、誰だって注目してしまいます。
①~④までが研修の従来の形と言えるでしょう。
⑤~⑦までは弊社で取り入れている徹底的な「アクティブラーニングプログラム」です。
参加者の集中力を考慮し、ミニレクチャー(15分)に、グループ討論(ディスカッション)やワーク(レクチャーで聴いたことを自ら体験する)体を動かすワーク(眠気覚ましにもよいです)等、バリエーション豊かなプログラムの連続です。あの手この手で、できるだけ、自分自身が積極的に課題に取り組めるような仕掛けを作っています。それを他の人に伝えられるようにする(実践)も加えました。学習の定着率はおよそ90%まで達するのではないでしょうか。
最後に振り返りを行います。振り返りはとても大切です。まずはひとりで今日の研修を振り返ります。次にペアやグループで、時間があれば発表し、他のグループの意見、他者の意見に刺激を受けます。その後、自分のグループで感想を共有、最後に1人でこれまでの活動を振り返り、考えたことをメモします。メモはどんな形でもOK!自分自身にわかればよいのだと思います。 学びは人に見せるものではなく、自分自身がわかればよいのですから。
アクティブラーニングとは
好奇心を伸ばし、様々な人と関わる事で考えを深め、問題解決能力を育み学ぶ

- 問題を発見し
- 自分の意見を表現し
- 他者の意見を受け入れ
- 協働で解決する体験
研修・セミナー一覧

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「受けて楽しい忘れない」アクティブラーニングを用いたハラスメント防止研修
「ハラスメント防止研修?え、こんなに忙しいのに90分、やめてほしいな〜」
「eラーニングでやってるのに!」
「どうせ法律やルールの話ばかりでしょ、つまらないよ」
とは言わせない、参加者同士双方向のやり取りができる楽しいプログラムです。
新入社員、一般職から管理職、エグゼクティブまで、満足度の高く、企業様が繰り返しオーダーしてくださるハラスメント防止研修です。 -
パワーハラスメント行為者行動変容プログラム
ハラスメントをしてすでに通報されている、処分が出ている、どうにか行動変容して、今後も会社に貢献してほしい、という方々のためのカウンセリングのプログラムです。カウンセラーと1対1の対話方式。自分自身の自己理解を深め、今後の働き方をあらためて構築していきます。 -
パワーハラスメント予防研修
まだ通報はされていないけれど、近日中には必ず通報される恐れのある方のためのハラスメント予防研修です。多くは、ハラスメントとは何か、ということを主観で捉えている方が多く、あらためてハラスメントとは何かを考え、言動や行動の癖をチェックします。自分自身を振り返ることにより自己理解を深め、職場での生き生きとした環境作りに寄与するための働き方を考えます。 -
セクシュアルハラスメント行為者対応プログラム
セクハラで訴えられた、あるいは通報されて処分が決定した人たち、またセクハラで訴えられそうな人たちのための、プログラムです。訓練を受けたセクハラ担当のカウンセラーが受講者と1対1で向き合い、その方が関わった案件を振り返ります。セクハラについては、専門家(精神科医や弁護士等)へのリファーの体制が整っています。 -
コミュニケーション能力向上研修
ハラスメントとコミュニケーションの関係は切っても切り離せません。コミュニケーション能力とは、大きな概念になってしまいましたが、実は 「言葉を使ったコミュニケーション=①わかりやすく相手に伝える能力 ②相手の言葉を傾聴し、理解する能力」 「言葉を使わないコミュニケーション=③言葉を使わずに自分の感情を相手に伝える能力 ④相手の気持ちを察する能力」に分けられます。
実はこの能力は誰も教えてくれない、しかし一生成長させていかなければならない能力です。この研修では、レクチャーとワーク話し合い、絵や作品の作成等を通してコミュニケーション能力を養っていきます。
その他の研修

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働くモチベーションが低い、あるいは一時的に低くなってしまった社員への「モチベーション向上研修」
とても難しい研修です。すぐに効果が出るかどうか、でもアクティブラーニングのワークを通して、少しずつ前向きに仕事ができるよう参加者の背中を推していきます。 -
外国人労働者・外国人高度人材向けセミナー
年々増える外国人労働者ですが、企業にとっては貴重な人材です。初めて外国人労働者を受け入れる。あるいは、受け入れの経験が少ない企業様向けのセミナーです。
1)外国人社員のためのキャリアセミナー
2)外国人社員を受け入れる日本人社員のための異文化理解・多文化共生セミナーを豊富な事例を交えアクティブラーニングで学んでいきます。外国人社員が活き活きと能力を発揮し働ける環境作りを考えます。